ビタミンCとは
ビタミンCはとにかく守備範囲が広いビタミンです。妊活にも欠かせません。人類はブドウ糖をビタミンCに変換する酵素を持っていないため、体内でビタミンCを合成できません。大半のサルを含めほとんどの動物はビタミンCを体内で合成できますが、人類は食事から摂取する必要があります。
ビタミンCの主な効果
・コラーゲンの生成:体を構成するたんぱく質の30%を占めるコラーゲンの生成に関与。血管・皮膚・骨・粘膜の形成を担う。
・抗酸化作用:活性酸素の働きを抑え、卵子や精子の老化を防ぐ。
・免疫力を高める:病原菌に対する抵抗力を向上。白血球は血漿と比べて50倍ものビタミンCを必要とする。
・鉄の吸収を助ける:非ヘム鉄の吸収にビタミンCが不可欠。
・抗ストレス作用:副腎皮質ホルモンの合成にビタミンCが不可欠。
・美白・美肌効果:メラニンの生成を抑え、皮膚の色素沈着を防止。
・がん予防:ニトロソアミンの合成を防ぎ、インターフェロンの生成を促進。
ビタミンCと抗酸化作用
ビタミンCの化学名はL-アスコルビン酸で、強い還元性(抗酸化性)を持ちます。自らが酸化されることで活性酸素が細胞を傷つけるのを防ぎます。またビタミンEを再び活性化させる働きがあり、ビタミンE・ビタミンCは相互に助け合う関係です。
推奨摂取量
厚生省の定める成人の所要量は1日50mgですが、これは壊血病を防ぐ最低限の量です。米国の研究では1日200mgにすべきとの論文もあります。400mg以上は尿中に排泄されます。ハーバード大学の研究ではビタミンCの摂取は腎臓結石の発症にまったく関与しないとの結論が出ています。
鉄の吸収とビタミンC
鉄にはヘム鉄(動物性)と非ヘム鉄(植物性)があります。ヘム鉄は吸収率が高く胃腸へのダメージも少ないため、どちらから摂るべきかは一目瞭然です。植物由来の非ヘム鉄はビタミンCがないとさらに吸収率が低下します。
いわゆる「隠れ貧血」は通常の血液検査では発見できません。月経のある女性の場合はよほどでない限り貧血があるといわれているので、鉄・ビタミンC・タンパク質をしっかり摂りましょう。またタンニン(コーヒー・お茶)やフィチン酸(大豆・玄米)と鉄を一緒に食べないようにしましょう。
まとめ
ビタミンCは妊活中に欠かせない栄養素です。風邪をひきやすい方・ストレスの多い方・喫煙者の方は特に意識して摂取しましょう。何かございましたらご相談ください。
銀のすず 不妊鍼灸マッサージ